バス釣りめいろ

霞ヶ浦・北浦の近場に在住。 ブラックバスは何処でも釣れて、 何処でも釣れません。 結局『○○ポイントが釣れる』という情報は案外当てになりません。 釣れる場所(条件)は人の出入り含め、刻々と変化します。 釣れない時は“めいろ”に迷った心境。 本能で行動するバスの居場所を読み解く。 そのプロセスを皆さんと共有出来ればと思っております。

霞ヶ浦水系『根掛かり』あるある話

おつかれさまです














今回は霞水系で釣りをする方ならば100%経験しているハズ?
根掛かりについてです。


根掛かりと言ってもその原因は様々ですよね。
霞名物『玉ねぎ』や見えないアシの切り株、
そして、わけの分からないゴミ・・




この水系近くに住む者として得た情報や経験を少しでも役に立てて頂ければと思います。

自分も根掛かりは超が付くほど嫌いで、何とか回避・回収する方法はないものかと随分試行錯誤してきました。







そもそも霞水系は何故ここまで根掛かりが多いか?
それはマッディという水底が見えないという状況を良い事に
ゴミを捨てる輩が多い為です。

自分が今まで根掛かりしてルアー救出と同時に引き上げた物をごく一部ですが挙げたいと思います。


○漁業品(捨て網、船の部品
○工具(サンダー、電線
○農機具(薬剤噴霧機、収穫箱
○車の部品(カーオーディオ、タイヤ
○家電(電気ケトル、照明
○その他(外壁用フェンス、自転車、衣類




ほんっと色々沈んでいます。
これが琵琶湖のようなクリアレイクであれば自ら投棄した物が水底に見えてしまう為、心理上捨てる人間が減るのは間違いないです。


無論、水がクリアであれば根掛かる障害物も目視出来るわけですから、ソコへ投げる事も無くなります。
マッデイ水ならではの痛い所です。


霞水系に近くに住み毎日湖沿いを通勤で通る自分から見ると、
明らかにバサーとは関係無い、近場に住んでいる人しか捨てないようなゴミが多々目に付きます。



地元でもクリーン大作戦と称し定期的に護岸のボランティア清掃は行っております。
地元にも『捨てる人』『拾う人』のどちらも沢山いるわけです。







バサーでも他人のゴミまで拾って処分して下さるマナー良い人も沢山います。
しかし明らかにバサーしか駐車しないポイントに弁当箱ゴミ等が捨てあるのも度々見ます。
これは本当にやめて貰いたいのです、、
だだ良識のあるアングラーの方は捨てる人を目撃しても絶対相手にしないで下さい。


理由はシンプルです。
ゴミを捨てる人といつのは、その行いにより被る被害を読めない
『平行感覚』のおかしい人種だからです。


ゴミを捨てている所を見られた時に生ずる己の醜態と無様さ。
そしてそれが原因で自分のお気に入りポイントが釣禁になったりする可能性も読めない、事が起こってから騒ぐタイプです。


そんな人間に注意したらどんな被害を受けるか分かりません。
自分としてはマナー良いアングラーの方はどんどん来て頂いて楽しんで頂ければと思います。
オカシイ人はほっといて、気が向いたら少しでもゴミを拾って頂ければ十分です、自分も微力ですがお手伝いします。



先に書いた通り霞水系のゴミは地元から出ていると見れるゴミが大半です。
しかし湖面周りで活動している釣師が目の敵にされている雰囲気があります。
地元民とアングラーは中々お互いの思想を理解するのが難しいかも知れませんが、
せめて『釣師のゴミです』とレッテルを貼られているようなゴミは何とか減らせればなぁと思います。








話はそれてしまいましたが、
とにかく霞にはルアーが根掛かる要因のゴミが沢山沈んでいます。
そんな感じなので、根掛かり易いアラバマやシンキングの高級ジョイクロ等は、
危険すぎてとても使う気になれません。




どうやったら根掛かりを防げるか!
経験者の皆さん言われていますが、やはり完全に防ぐのは無理です。
でも可能な限り救出したい・・

引っ掛かった時のガッカリ感は半端ないですよね、
ましては新品ルアー1投目でロストとか最悪ですよね。
伝説の1投目でロスト、、自分も有りますw

なので過去に色々試しましたよ。
回収機も既製品を何種類も試し、自作したりもしました。




その結果、得た事はいくつかありますのでお知らせしたいと思います。


おかっぱりでの回収機は『棒型』より『ライン発射型』がオススメ。

もちろん棒型も持っているのに越した事はありません。
でも結局棒が届かない所で根掛かる事が多々あるんですよね。
それに4mクラスの長いタイプは伸縮させたところで装備したままで
重いし邪魔だしで、釣はやってられません。
普段は車に積載して事が起こってから取りに行くので効率が悪いです。





既製品は各種散々試しましたが、コレが一番使い易く実績も1番!
回収機の中ではかなり廉価な部類に入ると思います。
【レスキューロボ】


単に広告宣伝したいというより、本当に霞には向いているので使って頂いて少しでも大切なルアーを回収してもらいたいのが本音です。
まず、他のライン発射型より明らかに回収率が高いです。
ロッドのタイプにより少し使い勝手が左右されます。
ロッドを立てて回収機を送るので、ベナンベナンの柔らかいロッドだと流石に使い憎くなります。

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ダイワのルアーキャッチャーを良く使用される方もいると思いますが、
レスキューロボの方がルアーまで到達すればかなりの確立で回収出来ます。
慣れれば棒型回収機では到達不可能な10メートル位の距離でも回収出来ることはザラです。


本体に複数搭載されている爪がルアーのアイやリングに掛けて回収する仕組みです。

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自分はこの怪しいpeを使っています(80kg迄?)
peは格安中国製でも全然問題ありません。
レスキューロボに結ぶラインは極太のpeラインがオススメです。

回収機に付けるラインが強い事は大切ですが、それと同じ位に「軽く柔らかい」ラインというのがかなり重要になります。
軽いと重いではルアーまでしっかり到達できる距離に大きな差が出ますし、
柔らかい事は操作性に違いが出ます。


回収時はpeのボビンをタックルバッグに突っ込んだまま使います。
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ファスナーを少しだけ開けてラインを送り易くします。
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使い慣れるほどに、又は色んなタイプの回収機を使うほど
きっとこのレスキューロボの良さを理解して頂けると思います。

例えば、先に述べた通り霞にはタチの悪いゴミが沢山沈んでいます。
回収不可能な金網等の重量物にルアーがスタックしてしまった場合、
通常のライン発射型回収機では最悪回収機自体も殉職させてしまう場合が有ります。
実際自分は過去にダイワのルアーキャッチャーを自分のルアー回収時に一緒に引き上げた事が2度あります。


で、レスキューロボの場合は回収不能な重量物に掛かってしまった際は、
爪の一本が良い具合に外れるので回収機は戻ってきてくれる為、
最悪の事態は回避出来るのです。(コレホント大事です)
無論この外れる部分をamazonレビュー等ではネガと取るか方もいます。

でも霞水系のような救いようの無い根掛かり発生時は間違いなくプラスです。

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ごらんの通り自分のレスキューロボは既に爪が1本ありませんが、
1、2本程度抜けても大して問題ありません。




同時に第一精巧のカラビナキッターも有った方が良いです。
これアクセサリー的にも、機能的にも非常に優秀です。

peを引っ張る際に手袋をしていても手を傷めます。
強いフロロカーボン等を使っていた場合、最終的に引っ張っぱり破断させて
回収するしか手段が無い場合等にも重宝します。

運良く近くに適当な棒でも落ちてれば使えますが、
案外そういうときに限って中々見つからなかったりしますよね。

カラビナ形状なので、バッグやベルトにも付けられるので邪魔になりにくく
一度使えば「持ってて良かった」と思えますよ。









最後に、
精神的なダメージの軽減。
これが一番お伝えしたかった事かもしれません。


『あるある話』と題しましたが、自分の根掛かり発生時に良くあるのが・・


人けの少ないポイントで集中しながらランガン中
ガガツッ←根掛かり発生
「クッ、やってしまったか!」


・・違和感を感じ振り向くと、なぜか人が見ているw
えっ!?
「さっきまで誰も居なかったのにw!!」






こんな経験ありません??自分は何度もありますww
恥ずかしい場面の晒し者のようで、何とも気の滅入る瞬間ですよね。

いつの間にか現れる見物客・・
『あ~あ引っ掛けてるよ、どうすんだアレ』的な?

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あるいは散歩中の爺さんが『ホホッ、これはこれは』みたいなw


で、釣りをしない人は知らないわけですよ、霞の劣悪な底を・・
運が悪ければプロだろうと楽勝で回収不能になるこのコンディションを。


なので根掛かったと思ったらまず、周りを見ましょうw
人が居たならワームで底を探ってるフリでもして、通り過ぎるのを待ちましょう。
自らが客寄せパンダになるのを早期に回避するわけですw


ルアー回収は粘れば取れる事ってかなりあるんですよね、
人に見られていると回収機を上手く操作出来なかったり、
目線が気になり早めに諦めてしまうものです。

そりゃそうですよね、自分の嫌な所を見物されているわけですから、
とっとと終わりにしたくなるのが普通だと思います。


もちろん「全くそんなの気にしないぜ」という方はガシガシ回収モード突入で問題ないわけですが、
必ず成功するわけではないので、失敗した時などは正に暇人の飯ウマになってしまいますw




後は、皆さん言われている通りリトリーブ中に違和感を感じたら
一旦止めるだけで随分と根掛かりは減ります。

そして回収機で頑張っても取れない場合は、不運の障害物に当たってしまったと
割り切り、引きずらないのが一番です。



自分は良く家族(妻息子)とも釣りに行くのですが、当然根掛かりは起きます。
ここで違いを感じるのが、妻息子の根掛かりはかなりの確立で回収できるのです。

が、自分の根掛かりは妻息子より回収率が低いです。
じゃあダメじゃんとか言われそうですがそんな事ないと思います。

つまり通常の根掛かりはそれなりに上手く回避出来ており、
回避不能の不運の根掛かりに遭遇していると受け取れます。


回収不能の根掛かりは不運ゆえに発生している!

貴方の不足によるものではありません。

そこを前向きに切り替え、満足出来る魚をゲットしましょう★



霞で釣りをされる方々の嫌な根掛かりが減り、又は精神的ダメージを少しでも軽減出来ればと思い今回のネタを書いて見ました。
ここまで読んで頂き有難う御座いました。