バス釣りめいろ

霞ヶ浦・北浦の近場に在住。 ブラックバスは何処でも釣れて、 何処でも釣れません。 結局『○○ポイントが釣れる』という情報は案外当てになりません。 釣れる場所(条件)は人の出入り含め、刻々と変化します。 釣れない時は“めいろ”に迷った心境。 本能で行動するバスの居場所を読み解く。 そのプロセスを皆さんと共有出来ればと思っております。

実績ポイント公表の価値

おつかれさまです
















この所非常に暑い日が続いています。
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日中は35℃前後暑さに加え、ジリジリに焼かれたコンクリートからの熱。
無理にフィールドに立ち続け熱中症になってしまったら洒落にならないので、少しでもキツイと思ったら一旦エアコンの効いた車の中に退避した方が良いですね。











本日はネットで良く目にする『実績ポイントの公表』について、以前から思っている事をお話しさせて頂きます。
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昨今ネットをチョッと検索すれば釣りフィールドの詳細な情報が知る事ができ、更には釣れるポイントとして公言している人もいるので、それを参考に行動される方もいると思います。


その情報を当てにして釣れる時もあると思いますが、思ったより“釣れない”と感じる方も多いのではないでしょうか?
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自分の過去の経験からみてバスフィッシングで釣る為の要素は以下です。


上から重要な順番です。

1、人(出入りによりスレる、居なくなる)
2、キャスト(ルアー選定、アクション含む)
3、水(レンジ、流れ含む)
4、天候(風、気温含む)

5、ポイント(好実績、地形)



という感じです。
ポイントの重要性を唱える論とは逆説になってしまいます。




考え方の違いと言われればそうかもしれませんが、
むしろその考え方が大切だと思います。

『5、ポイント』は上位の4件がある程度の推移で満たされてこそ機能するわけです。
その4件は常に変動し、人間側で何とかアジャストできるものと、そうでないものが混在するから一筋縄でいかないわけですね。
本当に良いポイントだったとしても、人の影響で釣れなくなる要素が簡単に発生します。



逆にパッと見で“つかみ所ない”平坦な不人気ポイントでも上位4件をそこそこ満たしていれば高確立で釣れるわけです。



昨今、ブログ等では観覧者数のupネタとしてポイント紹介が最も簡単です。
紹介したご本人も、有益な情報を隠さず提供する私はエライだろ!的な雰囲気の人も居ます。

自分の感覚では、チョッと違うのでは?というのが本音です。




普段自分がこのブログで紹介させて頂いている釣果記録は、釣った『場所』に限って言うと、結構曖昧な表現になっていると思います。


ですが、釣れたコンディションやアクションはなるべく記しているつもりです。



あくまでコンディションやルアー選定、或いはアクション⇒ダメなら見切るタイミングといった思考と行動が重要な要素だと思っています。


実際、ポイントを紹介する人もソレは知っているハズであり、単に観覧数が増えるネタとして好都合な為、晒しているだけという事です。




例えば、プロにどうしたら釣れるか?と質問したら、「それりゃ場所ですよ~笑」と返答されたと言う話も聞きます。


でもそれは少し語弊があり、肝心な部分が抜けています。
場所の前に『釣れる条件を満たした』という言葉が忘れられています。




その釣れる条件を自らの思考と行動で探り当てる事が最も釣果を上げる“ポイント”です。



公表された『良いポイント』なんてたかが知れています。
結局、人の出入りや当日のコンディション次第でノーバイトです。



確かに好条件の比率が高い所はあります、しかしそういった優良物件は経験ある人には知れ渡っており、散々打たれています。
結果、プロも諦めるスレバスポイントに。
それでも回遊待ち等の手段は有りますが、効率の面では厳しいと言わざる得ません。






情報に左右されず自らが判定した場所で試行錯誤。

この点は、川村光大朗氏の釣り思考が共感を得る部分が多いです。
彼は初フィールドや遠征で他の情報を当てにしないそうです。
当然、釣果を左右する情報は沢山あるが、イイ釣りをする為にはそういう情報はジャマさえ思っているらしいです。
実体験こそが自分の役立つ情報である。


ホント同感ですね。
『読み』の当たり外れを繰り返し、少しずつ自分だけの情報を蓄積させる。
結果、より楽しくそして多くバスをget出来るようになります。



そもそもですよ?
JB TOP50等のバスプロが毎試合前に高い旅費とボートを運用し、数日掛けてフィールドを見極めているのは、日々変動するコンディションと魚の動向を何とか掴みたい為に行っているわけです。


青木大介プロに言わせると、
それでもプリ(試合前のフィールドチェック)で掴んだ手法が確実に機能した事は過去数える位しか無いと言い切っています。



フィールドであれば、
どこでも釣れて、どこでも釣れない。
自分が過去の経験から感じた事です。




何より、せっかく釣りに来てくれる方々に、ネタ情報に振り回されて欲しくないと言うのが自分の思いです。
その情報により、人が集まる事から生じる瑕疵の方が大きいです。
駐車場やポイ捨て含む近隣住民との問題、釣り人同士のトラブル等々。



釣り向けの地図やGoogleマップ等で地形や方角から、風向き・日当たり・流れ等を考慮して散策した方が最終的に『良い釣り』に結実すると思います。










7/20少し加筆しました。

本日もここまで読んで頂き誠に有難う御座いました。
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