バス釣りめいろ

霞ヶ浦・北浦の近場に在住。 ブラックバスは何処でも釣れて、 何処でも釣れません。 結局『○○ポイントが釣れる』という情報は案外当てになりません。 釣れる場所(条件)は人の出入り含め、刻々と変化します。 釣れない時は“めいろ”に迷った心境。 本能で行動するバスの居場所を読み解く。 そのプロセスを皆さんと共有出来ればと思っております。

ベイトリール 『右巻き・左巻き』の正解

お疲れ様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はベイトリール使用の際に誰もが一度は悩む右巻き左巻きについて真面目に考えてみます。

ちょっと長いかもしれませんが、暇つぶし程度にお付き合い頂ければと思います。

 

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独断と偏見になりますが、自分なりにこの件について完結させるつもりです。

以下、ややこしくならないよう利き腕はとして進行します。

 

 

右巻き・左巻きの考えについては、ネットの情報を見てもプロ~一般の方まで意見が分かれ、色々と荒れやすい事案でもあります。

その理由は巻き手の方向次第で、釣れる釣れないだけでは無く様々な思想が込められているからに他なりません。

 

 

 

  因みに自分の場合ですが、右巻き・左巻きどちらも使います。

ただ、主体になっているのは左巻きかなと思います。

一番最初に買ったのは右巻きでしたが、左巻きの使用が多くなったのにも理由がありますので、後ほど述べさせて頂きます。

 

 

 

 

右巻き推し派で有名なのは村田基氏ですね。

理由はベイトリールはハンドル側に重量物が集中する構造である。

左巻きの場合、キャスト時にハンドルが下側になるので、ロッドを振り下ろした際の反動が大きくブレ易く、パーミングも左にロッドを持った状態で移行するのでギクシャクする。

 

右巻きの場合、ハンドルが上の状態でキャストする為、持ち重りの影響が少なくキャストが高精度である。

更には、右で投げて左に持ち変えるのでパーミングが↓

キャスト時⇒1フィンガーリトリーブ時3フィンガーを自然に移行できる。

 ・・といった内容です。

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左巻きで釣りをする人の何故?(理由)

まず、故障を抱えている為その保護として左巻きにされている方もいます。

他にはフッキングから魚とのファイトまでを利き腕でやりたいという考えの方も。

ベイトフィネス含め繊細な誘い操作を多様する釣りは利き腕の方が良い等々。

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利き腕の感性は絶対です。

釣りだけでははく普段の生活含め(箸を左手とか)相当な訓練を実践してやっと近付く程度でそれでも利き腕を超える事はないでしょう。

利き腕でロッドの操作をしたいという方が、左巻きを採用する傾向に。

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プロでも右巻き左巻きバラバラですね。

右左両方採用、左巻き、右巻き。

成績が良い人は〇巻き!とかも無いですね、本当に千差万別です。

 

 

 

 

 

 

左巻き否定について、

そして先に挙げた村田基氏のロッドを振り切った際に生じるハンドル側の持ち重りについてです。

バスフィッシングの場合と限定して考えたら・・

昨今のバス用リールは大半が200g前後で(150g以下も)故障でも抱えていない限り、手首を持っていかれる程の持ち重りは無いと言って良いと思います。

更にバスフィッシングではコンパクトにピンスポットを狙うキャストが多く、加えて遠投時はWハンドで投げるのが通常な為、ハンドル側のウェイトが原因で云々というのは極めて少ないと考えられます。

 

 

 

では、重め(200g以上)のリールではどうか?

とにかくキャスト数の多くなるバスフィッシング。

その負荷もあり多くの方がWハンドで投げています、1ハンドで投げられないわけではなく、あくまで保護の為にそうしているのです。

 

当然ですが、Wハンドでキャストすれば左手でグリップ末端を握るためリグやリールの反動を簡単に抑えられます。

昨今のロングロッドが増えている潮流で、1/2oz以上のリグを1ハンドで投げ続けて故障しない人というのは相当な無双リスト(手首)の持ち主ですw

 

 

 

 左ハンドルは持ち重り『大』

=手首が持っていかれる?ブレる!?

そういう事象は他人よりも当人が一番理解出来る事であり、その時点で自然にWハンドに移行する筈です。

そして1ハンドキャストが高精度でWハンドの精度が悪い等と言う事自体が軽率であり、スポーツの世界でも道具を両手で握って精度を高める動作というものは幾らでもあります。

 

 

 

 

パーミングについて、

自分もキャスト1フィンガーリトリーブ3フィンガーですが、左巻きはその移行が素早く出来ないか?と言えば全くそんな事はありません。

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キャスト後、ハンドルを握った時点で3フィンガーに移行しています。

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持ち替えの意識もしていません、勝手になっているという感じです。

この動作も最初のみ意識していれば、数日程度で身に浸透します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー結論ー 巻き手の正解・不正解とは 

正解

自らが巻く手に“理由”があればそれが正解なのです。

故障の保護、ロッド操作重視、巻き操作重視、

『好きなプロが〇巻きなので、彼のスタイルの釣りを目指したいから・・』

これも立派な理由です。

 

 

 

一番の不正解他人の巻き手を非難否定する事です。

他者の体のコンディションや思想を外観から量る事は不可能であり、人によりとても繊細な部分になり得ます。

 

友人間ならまだしも、ネットのような文字同士での浅い会話で非難するというのが如何にナンセンスで場違いであるか分かると思います。

 

深く考えず『何となく』で巻き方向を決めた人もいるのも確かでしょうが、その違いが容易に判定出来ないからこそ推奨はあっても否定は論外です。 

『左で巻きはクソ』などと言うコメントも見た事がありますが、話になりません。

 

 

 

 

最後に、 

自分が左巻きを多用する理由

一番は自分自身に言い訳が出来なくなる事です。

利き腕での操作=誘い、フッキング、ファイトは明らかに情報が多く繊細にコントロール出来ます。

なので釣れない時、バラした際に持ち手の理由に出来なくなります。

そして正直な所、自分の場合はですが右手操作の方が確実に釣れます。

 

 

後は、手首の保護。

結構いい歳なのでw

右手首で延々と巻きをしていると手首の関節が『ゴキゴキ』してしまうんですね。

ロッド操作のような比較的ランダムな操作には大した支障は無いのですが、固定して同じ動きを繰り返すのはチョッと厳しい。

同じ手首の故障でも、自分と間逆の人も居ると思います。

ロッド操作が負担で巻きはそうでも無い、と言った感じに。

 

 

 

では右巻きは何故使うのか?メリットは? 

操作的に一番好きなのはダブルハンドでのバックキャスト。

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 左側は調整ダイヤル以外無い為、補助的に左手を被せてバックハンドをするのが非常に楽で気持ちが良い。

もちろん左ハンドルではそれは出来ません。

基本、ロッド末端のグリップを握ってキャストするしかないので、右巻きのやり易さには到底及びません。

後は巻き物の喜び、右巻きで巻き物をやると『巻きを楽しんでいる』という感覚を享受出来ます、コレ大事w

 

しかし、右巻きだから一定速度で巻ける=釣れるという思想だけは賛成出来かねます。

殆どの手法・思想に異議はありませんがこれだけは、、

この件はまた別の機会にネタとしてお話出来ればと思います。

 

 

長く釣りをしていれば大体どちらかの腕手首に故障がでます。

持ち手を切り替える事で、休ませる事が可能になります。

なので若い方も今は大丈夫でも、急に激痛や慢性痛に見舞われる事もあるかもしれません。

巻き方向は『コレ!』と決め込まず両方使用した上で、体を労わりながら長く楽しめるのが理想かなと思います。

 

 

 

 

だらだらと書いてしまいましたが、ここまで読んで頂き誠に有難う御座いました。