バス釣りめいろ

霞ヶ浦・北浦の近場に在住。 ブラックバスは何処でも釣れて、 何処でも釣れません。 結局『○○ポイントが釣れる』という情報は案外当てになりません。 釣れる場所(条件)は人の出入り含め、刻々と変化します。 釣れない時は“めいろ”に迷った心境。 本能で行動するバスの居場所を読み解く。 そのプロセスを皆さんと共有出来ればと思っております。

10代の頃、タックル自慢された思い出。

お疲れ様です。










今月のルアマガで『スコーピオン』の歴史を紹介された記事がありました。
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この記事を見て、昔の記憶が蘇りました。
当時の記憶を思い出しつつ、
20年以上前のバスフィッシングの話をさせて頂きたいと思います。






自分が中学の頃(川村光大郎氏と同年ですw)
同級生の金持ち息子が「スコーピオン買ったぜ」と息巻いていたのを覚えています。
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当時、自分も既に釣りはやっていましたが、大したテクニックも釣果も得ていませんでした。
何といってもネットが無い時代。


釣りの情報が少なく霞ヶ浦水系で釣る為のテクニック的なものは人から聞くか、地道に釣り周りコツコツ蓄積するしかありませんでした。


そして当時の自分は正に、コツコツ情報を積んでいる時期であり、何が正しくて何がダメなのか分からず竿を振っていた。
何故か鯉(多分ニゴイ)が良く釣れていました。



スコーピオン?
何ソレそんなに凄いの??



早速自転車で近所(といっても近くは無い)の釣具店に行き、高価なリールのみ鎮座するガラスケースを眺めると、明らかに存在感の強い両軸リールが、、


ワインレッドのボディーで他の機種には無いオーラを感じました。
ああ、コレがスコーピオンね。。


価格は、、正直忘れてしまったのですが、一見して諦めるしか無い価格でした。
当時の自分には、親に言い出す気さえ失せる価格でしたね。


丁度、スピニングリールからベイトリールに移行したいと思っていた時期だったので、喉から手が出る程欲しかった。
でも無理・・



そして何とか頑張って手を出せるレベルの価格のリールが、
ダイワのPS2-2B
でした。↓
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確か6000円台で買いました。


外観は当時の自分が見ても、あまりカッコ良いとは思えませんでした。
PS2-2B好きな方スイマセンW
価格も見た目もスコーピオンより劣っていると認めながら買った感じ。




しかし当時の自分らの田舎のバス釣りテクニックなんてドングリの背比べだったのです。
スコーピオンを得た金持ち息子も大して上手くなく(寧ろ下手w







北浦へ一緒に釣りに行ったところ、
バックラッシュ⇒手直し、の∞ループ開始・・



普段は饒舌な彼ですが、間違いなく良いモノを使ってる筈なのに上手くいかない結果を突き付けられ無言に・・
自分の内心はw
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早い話、ベイトリール自体が軽めのリグを投げる事に向いていないという超初歩的知識すら無い状態だったのです。


「うそ~w」と笑われるかも知れませんが、少なくとも自分の身の回りではそんなレベルでしたね。
加えて、ベイトタックルでのオーバーヘッドキャストの道理も理解していないので、ドボンを繰り返すw


因みに自分はそこまでバックラッシュ地獄には見舞われませんでした。
ルアー選定が無難だったのか、多少なりともコツを掴んでいたのかは覚えていません。



ついにはその金持ち息子は釣りにすら行かなくなりました。
しばらく経って家に遊びに行った際、物置の隅っこにロッド&リールが埃かぶって放置されていたのを覚えています。





当たり前ですが、道具より使い手のテクニックの方が重要なわけで、上手ければバスワンだろうがアンタレスだろうが釣るわけですよね。
道具より腕、それを身をもって感じた年代でした。


そんな思い出のワインレッドカラーのスコーピオンが発売されます。
20年越しに手を出してみようと思います。






本日もここまで読んで頂き誠に有難う御座いました。