バス釣りめいろ

霞ヶ浦・北浦の近場に在住。 ブラックバスは何処でも釣れて、 何処でも釣れません。 結局『○○ポイントが釣れる』という情報は案外当てになりません。 釣れる場所(条件)は人の出入り含め、刻々と変化します。 釣れない時は“めいろ”に迷った心境。 本能で行動するバスの居場所を読み解く。 そのプロセスを皆さんと共有出来ればと思っております。

スコーピオンMGL ジリオンSV TW スコーピオンDC【飛距離比較】

お疲れ様です。

 

 

 

 

 

 

 

連休も終わり霞水系も平常運転になった所で、新しく購入したスコーピオンMGLの飛距離を計測してきました。

 

※末尾に平均値を簡単に表にしたものがあるので、時間の無い方は一気に下に移動してみて下さい。

 

 

 


使用感含め、自分の信頼するリール2種

ジリオンSV TW17スコーピオンDCを比較対象にしてみました。

17スコーピオンDC × ジリオンSV TW 比較 - バス釣りめいろ

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今回の飛距離計測に『デプスチェッカー』を購入しました。
写真でも見易いようにと、奮発して文字の大きいデジタルを選びました。

が、目視では抜群に見えるのに写真には液晶文字が写り難く撮影向きではないですW
写真にはアナログの方が無難かもしれません。

 

 

 

 

 

テスト場所は、邪魔にならないよう人の少ない鰐川護岸を選びました。

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風も穏やかで人一人いません。
試投に丁度良い環境です。
ピーカン無風で元気なのは外道のみ、水面をチャプチャプ鳴らしていました。

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★概要はこんな感じです。
リールは計3種。
19スコーピオンMGL
17スコーピオンDC
16ジリオンSV TW
 
 
試すルアーも3種。
ピッコロ(6.5g)
各種3回づつ計測し平均を。
 
 
ワーム重視ですが、基本何でも無難に使える懐があるロッドです。
 
ラインはナイロン14lb
サンヨーナイロンGT-R N-spec MH
※ナイロンの14lbを選んだ理由。
昨今のバスフィッシングではフロロの14~16lb程度が無難だとは思いますが、本日のテストは軽めの6.5g程度のルアーの飛び、フィーリングも視野に入れるのでフロロの14~16lbは余りにフェアでないと思った為、ナイロンを選びました。
 
 
 
又、ブレーキ等の設定値はあえて表示致しません。
機器の個体差もありますし、人によっては
「もっと設定値下げられる!」
と言う人もいれば、逆に・・
「ピーキー過ぎる!」
という場合もあると思います。
 
なので、一応古いベイトリールも使っていた者が、釣る際にストレスにならない程度の設定値を各ルアーに合わせて調整している、くらいに見て頂ければと思います。
投げる力は8割強程度をイメージして投げています。
 
 
内容について、
動画ではないので全ての透明性を証明する事は無理があります。
実際に投げているか、投げた後の計測に不備が無いか等。
ですが、自分がこのサイトで最も重要視している事は『信頼』です。
何卒よろしくお願い致します。

 
 
 
 
 
 
 
まずは、16ジリオンSV TW
重いルアー順に行きます。
 
T.Dスティーズバイブレーション(16.5g)

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 1回目(46.6M)

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2回目(48.0M)

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3回目(48.4M)

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=平均47.6ⅿ

 
 
 
次は、
レベルクランク10g

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1回目(31.8M)

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2回目(33.8M)

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3回目(31.7M)

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=平均32.4m
 
 
 
次は、
ピッコロ(6.5g)
通常のベイトリールではチョット厳しくなり始めるウェイトです。
飛距離、フィーリングはどうでしょうか?

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 1回目(24.2M) 

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 2回目(25.1M)

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 3回目(24.3M)

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=平均24.5M
 意外に飛びますし、ストレスもありませんでした。
 このサイズのルアーがベイトリールでこれだけ飛べば十分な気がします。
 
 
 
 
 
 
次はスコーピオンDCです。
危うくサイドプレート内のライン種類設定を忘れる所でした!
最近このリールでナイロンを投げる事が無かったのでフロロ設定のままでした。
投げる前に気付いてよかった~

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この後、スティーズバイブレーション用にメカニカルブレーキ含め暫く設定値を探りました。
 
 
T.Dスティーズバイブレーション(16.5g)
1回目(54.6M)
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50超え来ましたね!
抵抗の少ない良く飛ぶルアーを投げるとDC音が変わります。
10g程度のクランクだと『キーン・・』ですが。
このバイブレーションクラスだと『キーン・・・フィーン
って感じで次のステップに移行したような雰囲気があります。
 

2回目(57.4M)
僅かに追い風になっているかもしれません?

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3回目(58.1M)

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=平均56.7m
う~んやっぱりDC飛ぶんですね・・
今までまともに計測した事無かったので、現実を見せられましたね。
 
 
 
 
 
 
次は、
レベルクランク10g

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↑実はこのルアーの掛け方は好きじゃないのですが、塗装に優しくないし・・
でもルアーとリールを一緒に撮影しようとするとコレが無難で、そ~っとフックを掛けていますw
 
 
1回目(34.7M)

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2回目(32.2M)

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 3回目(33.8M)

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=平均33.5m
これも少しの差ですが、ジリオンSV TWを超えてきましたね。

 
 
 
 
 
次は、
ピッコロ(6.5g)
軽めのウェイト、DCではどうなんでしょうか?自分も興味深々です。

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1回目(28.8M)

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2回目(25.5M)

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3回目(27.0M)

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=平均27.1m

飛びますね!6.5g程度なら十分に許容範囲といった感じです。

 
 
 
 
 
お待たせしました。
ラストスコーピオンMGLです。
先方のSVDCのブレーキシステムに比べ、決して新しいとは言えないSVSブレーキですが地道に改良を繰り返し、研ぎ澄ました性能は市場でも高い評価を得ています。

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※最初にSVSの内部ブレーキの設定のみお伝えしますと、自分の場合は本日のコンディションでは内部2個OFFが最も使いやすかったので全ての設定をこれで通しています。 
 外部ダイヤル及び、メカニカルブレーキをその都度ルアーに合わせて設定する感じです。
 
 
 
 
T.Dスティーズバイブレーション(16.5g)
1回目(51.5M)

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これも50M超えですね!
 
 
2回目(50.8M)

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2回目(54.9M)

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=平均52.4m
 
 
 
 
 
 
次は、
レベルクランク10g

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1回目(34.1M)

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これもストレスフリー、抵抗感無く飛びます。
 
 
2回目(34.4M)

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3回目(33.0M)

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=平均33.8m
非常にニュートラルなフィーリングで気持ちが良い飛びですね。
 
 
 
 
 
 
次は、
ピッコロ(6.5g)

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1回目(25.2M

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2回目(24.7M)

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3回目(26.9M)

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今更になって外道の死骸の臭いにキツくなり小移動しましたw
=平均25.6m
十分優秀ですね、フィーリングも違和感無くピーキーさもありません。
 
 
 
 
以上で飛距離テストを終わります。
最後に、フィーリングと自分が感じた事などをまとめたいと思います。

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平均値まとめ★

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自分的にはスコーピオンDCの適応力の高さに驚きました。
 
 
6.5ℊ程度のルアーに関しては、ロッドをもう少し柔らかいクラスのものに変更するだけで、3機種共にもっと気持ち良く使用出来る筈です。
 
 
 
但し、ご存知の通り飛距離だけが釣果に直接影響するわけでは無いのが釣りです。
別にジリオンSV TWをフォローするつもりはさらさら無いのですが、バックラッシュ耐性に関しては間違いなくジリオンが頭抜けています。
 
 
自分のイメージですが、ジリオンSV TWは飛距離を担保にバックラッシュ耐性を高めている感じです。
 
 
以下、単純に性能ランクを付けるとこんな感じです。
 
 
〈飛距離〉 
スコーピオンDC    ★★★★★
スコーピオンMGL ★★★★
ジリオンSV TW  ★★★
 

〈バックラッシュ耐性〉
スコーピオンDC    ★★★★
スコーピオンMGL ★★★
ジリオンSV TW  ★★★★★
 
 
〈キャストフィール〉
スコーピオンDC    ★★★(DC音は評価に入れていません)
スコーピオンMGL ★★★★★
ジリオンSV TW  ★★★
 
 
そうです、どれも得意不得意がある感じです。
完璧はありません、ご自分の好みやスタイルに合わせて選んで下さい。
今回のテストが購入の参考になれば幸いです。
 
 
 
お疲れ様でした。
 
本日もここまで読んで頂き誠に有難う御座いました。